アジアンスタッドレスタイヤ ナンカンAW-1とブリザックVRX3の比較

アジアンスタッドレスタイヤ ナンカンAW-1と雪国装着率No.1と言われるブリザックVRX3を比較しました。

雪道でのグリップ力はもちろんタイヤノイズや乗り心地、ウエット・ドライグリップなどの安全性、寿命や耐久性、おすすめポイントについて書いています。

ナンカン史上最高のスタッドレスタイヤという触れ込みですが、実際に1シーズン使ってみた感想はどうなのでしょうか。

アジアンスタッドレスタイヤ ナンカンAW-1とブリザックの比較

以前はブリヂストン製のスタッドレスタイヤ、ブリザックVRX3（195/65/16）を5シーズンほど使っていました。

ゴムが硬くなってきたことや、スリップマークがそろそろ見え始める頃でしたので、新たにナンカンAW-1（195/65/16）をAmazonで見つけ購入する事にしました。

Amazonで4本を購入し、10400円×4で41600円でブリザック（59200円）よりかなり安く購入できたのは良かったのですが、性能がどれほど違うのかは少し心配でした。

ナンカン「AW-1」の評判・評価

ナンカンAW-1を選んだ理由はとにかく安さで、Amazonで安さ重視で探していたところナンカンタイヤを見つけていろいろ調べてみました。

ナンカンタイヤは台湾のメーカーという事で、雪の降らない台湾で作られているそうで、この時点であまり信用度は高くなかったのですが、レビューを見ていると、否定的な口コミがほとんどなく、評価も高い事から購入を決意しました。

Amazonから2日で送られてきたタイヤをガソリンスタンドに持ち込み現在履いているブリザックと組み替えをしてもらいました。

ドライのコンディションでカーブに差し掛かると少しだけ捻れる感じがあったものの、乗り心地はブリザックと大差無く普通に乗れる、雪上でのコーナリング、停止も遜色無く機能しており、普通に曲がる止まるが出来ます。

気温がマイナス5度を下回った時にタイヤゴムの柔らかさを調べたのですが、硬化する事もなくしっかりと弾力のあるゴムです。

アジアンタイヤというと、安かろう悪かろうというイメージがどうしてもあり、私も当初は「使えたら良いか」という程度の認識しかなかったのですが、実際使ってみると性能面でも国産メーカーと遜色なく使えます。

雨の日（ウエット路面）の安全性　ブレーキ性能

今まで使ったスタッドレスタイヤ全てに言える事ですが、雨の日の濡れた路面で利用すると結構滑ったり、コーナーで前輪タイヤがついて来れずズルッと滑る事がありました。

これはブリザックでも同じで、雪道走破製を最重要に考えて作られているため、ゴムが柔らかすぎてウェット路面の走行には適さないのではないかと思います。

ナンカンAW-1はブリザックのようにグニャグニャとした柔らかさではなく、しっかりとコシがあるゴムと例えると良いと思いますが、しっっかり濡れた路面をグリップしてくれます。

トレッドパターンが良いのか排水をしっかりしてくれるので、水の多く溜まっている場所でも問題なく走行する事ができ、安全にドライブすることができます。

燃費や寿命、コストパフォーマンス

プリウスに乗っている以上燃費はかなり気になるところですが、実際にナンカンAW-1を使ってみて計測しても±1km/ℓ程度の誤差でしかない燃費が出ています。

スタッドレスタイヤというとドライの道路は抵抗が大きく、燃費に影響されると聞いていたのですがあまり心配する必要はなさそうです。

新品で購入したので、どれほど耐用年数があるのか気になるところですが、1シーズン使ってみた結果で言うと1分山程度しか減っていないと言う印象です。

冬だけの利用ですので3〜4シーズンは十分に使えるのではないでしょうか。

アジアンスタッドレスタイヤ ナンカン「AW-1」の評判・評価　まとめ

タイヤは何が何でも国産や欧米メーカーの物を使った方が良いとか、性能はどこまで行っても国産の方が良いと考えている方も多いと思いますし、私もそう思っていました。

しかし、アジアンタイヤは性能面も向上していますし、日本車のデフォルトタイヤとして採用されている事もありますので、日本の自動車メーカーも信頼を置いています。

ナンカンは雪の降らない台湾のタイヤメーカーですが、雪道を走るのはどういう事かという事をしっかりと研究開発していると思います。

曲がる・止まるが雪道のみならず、雨の時のウェットコンディションでも当たり前のようにできるタイヤで、更に価格も安いのですから利用価値はかなりありますね。

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